CCS特集・遺伝子関連

ソフトウエア開発

 1999.03.20−ソフトウエア開発(SDC)は、国内における遺伝子情報解析システムの製品化で草分け的な存在であり、同社の「GENETYX」は1990年代以降のマッキントッシュ版だけで約2,000のユーザーベースを誇っている。今年はインターネット関連のツールのサポートなどウィンドウズ版の開発に力を入れるほか、新しい解析アルゴリズムなどに取り組みたい先進ユーザー向けにオーダーメードのソフト開発を含めたインテグレーション事業にも乗り出していく。

 GENETYXは、パソコンでのスタンドアロン利用からクライアント/サーバーシステムへとシフトしてきており、サーバー側ではソラリス、ウィンドウズNTに加え、話題のLinux(レッドハット版)も新たにサポートした。最近では、最新の配列情報検索はインターネット上で行われることが多いため、あらかじめスケジューリングしておき、ウェブ上で塩基配列のホモロジー検索を自動的に実行する機能なども提供している。

 また、同社ではバグ情報や修正プログラムのダウンロードもインターネットのホームページでサービスしており、デモ版もここから入手できる。

 今後は、パッケージソフトの販売にとどまらず、SI(システムインテグレーション)を志向し、ゲノム研究の最前線の要求に応えていく。