CCS特集:遺伝子/バイオインフォマティクス関連

理経

 2000.03.20−ハイテク専門商社の理経は、昨年秋にバイオソリューションチームを発足させ、かずさDNA研究所のシステム構築を手がけた実績をテコに、とくに医薬品開発への応用分野をターゲットにしたシステムインテグレーションビジネスを拡大させる。ホモロジー検索の定番のフリーソフトであるBLASTなどをプリインストールしたコンパックサーバーを特別価格で提供しているほか、米ジーンフォマティックス社と提携し、たん白質機能解析データサービスも開始している。

 コンパックのアルファサーバーは、ヒトゲノム解析で話題の米セレーラが大量導入したマシンで、バイオインフォマティクス分野で最も注目されているハードウエアの1つ。理経は旧DEC時代からのトップディーラーであり、コンパック機を中心に、サン、SGIなどの人気のハードも組み合わせて提供していく。

 さて、同社が提携したジーンフォマティックス社は、遺伝子の世界で著名なジェフリー・スコルニック博士らが1998年に設立した企業で、独自のFFF(ファジー・ファンクショナル・フォーム)と呼ばれるたん白質機能データモデルのライブラリーを持っている。これにユーザーのアミノ酸シーケンスデータを照合することで、そのシーケンスに含まれるたん白質の3次元構造と生物学的機能を予測し、短期間でその結果をフィードバックするというサービスである。

 解析自体はパソコンで行われるため、サービスのコストパフォーマンスが高いのも特徴。国内でも、大手製薬会社を中心に引き合いが出始めている。

 理経では、バイオインフォマティクス領域のソフトウエアの新しい販売権取得も視野に入れ、ハード・ソフトともにサポート範囲を広げることで、事業の発展を図っていく。