ロータスが初心者向けオールインワンソフト

やりたいことを選んでナビゲーションに従うだけ

 2000.06.01−ロータスは、パソコンの初心者がさまざまなソフトを簡単に使うことができるようにするため、ブラウザーベースのメニュー機能を搭載した「ロータスラクラクナビ2000 for スーパーオフィス」(商品名)を開発、6月30日から発売する。ユーザーがしたいことを選べば、それに適したソフトが自動的に立ち上がり、また豊富なサンプルやテンプレートを活用することによって、高度な機能をやさしく使いこなすことが可能になる。オフィススイート製品のロータススーパーオフィス2000を含めた価格は1万2,000円(初回限定5万本)、ロータスユーザーは8,000円。

 ラクラクナビ2000は、スーパーオフィス2000をベースに、電子メール、キーボード練習、はがき作成、デジカメ画像編集、CD・MP3再生など、初心者やホームユーザー向けのソフトやコンテンツを、わかりやすいメニューから自由に駆使できる環境を提供するもの。

 ユーザーは、特定のアプリケーションを起動するのではなく、やりたいことを選ぶだけ。ナビゲーションに従うことで、意識せずにいろいろなソフトを使いこなすことができる。文書の作成に当たっては、約790種類のひな形や1,600種類以上のサンプル素材を利用でき、はがきや一般文書、家計簿、ラベルなどの作成も簡単に行える。

 目的に応じて複数のソフトが自動的に組み合わされ、例えばイラスト素材や自分で撮影・加工した写真などを使ってはがきを作成し、住所録のデータを使って宛て名を印刷するといったことも容易。

 メニューのデザインは、ゲーム感覚のエンターテイメント性を取り入れ、キューブ、ビリヤード、ファミリー、ロータス島−の四種類からその日の気分で選ぶことができる。

 また、スーパーオフィスの各アプリケーションはメニューアイコンを普通よりも大きくするなど、細かな工夫も凝らしている。

 なお、この製品は、パソコンショップ店頭などで販売するほか、メーカー製パソコンにプリインストールされる計画もあるようだ。