NTTコムウェアとサン・マイクロがeビジネス最適化で提携

顧客のビジネスを成功させる“eオプティマイゼーション”を提供

 2001.05.24−NTTコムウェアとサン・マイクロシステムズは、eビジネスのトータルソリューションの提供で提携した。それぞれの顧客がeビジネスで成功するためのきめ細かな最適化を行うことを狙いとしており、それを“eオプティマイゼーション”と名付けて共同で推進していく計画。両社が協力してマーケティングや営業活動を展開し、2005年までの累計で1,200億円の受注を目指していく。

 “eオプティマイゼーション”は、NTTコムウェアのアプリケーション技術と、サンのハードウエア・ミドルウエア技術を合体させて実現するソリューションで、具体的にはB to BまたはB to Cを対象にした決済・物流・商品管理・顧客管理・受発注管理などのコマースアプリケーション、サプライチェーンマネジメント(SCM)、カスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)、セールスフォースオートメーション(SFA)、データマイニング、さらにはネットワークのインフラストラクチャーまでを総合的にカバーしている。

 ユーザーの具体的なニーズに合わせた形で、個々のコンポーネントの導入に関する提案を行ったり、コンポーネント間の連携を図ったりしながら、ユーザーの実情にフィットしたトータルシステムの最適化を行っていく。

 NTTコムウェアは、売り上げの90%が親会社であるNTT関係の業務であり、「本格的に外に打って出るために、サンとのパートナーシップを武器にしたい」(松尾勇二社長)考え。3年後に外部比率を40%にまで高め、外部から2,000億円の売り上げを稼ぐ計画を立てているが、そのうち10%強に今回のeオプティマイゼーションが寄与すると期待しているという。