ヒューリンクスがPDA利用の分子モデリングシステムを発売

無線LAN環境に対応、実験室から手軽に計算など実行

 2004.09.30−ヒューリンクスは、携帯情報端末(PDA)からの無線環境で分子シミュレーションを実行できる計算化学システムの販売を開始した。加ハイパーキューブ社が開発したウィンドウズ版分子モデリングシステム「HyperChem」を利用したもので、実験研究者向けに無線LAN環境と合わせたシステム販売も行っていく。

 今回のシステムは、通常のHyperChemをサーバーとし、マイクロソフトの“ポケットPC”規格に準拠したPDA上で稼働する「ポケットHyperChem」を組み合わせて利用する。多くの場合、研究者は実験室内には自分のパソコンがないため、実験中に計算したくなった時にはわざわざ自分の机に戻る必要があった。

 ポケットHyperChemは、手元のPDAからサーバー上のHyperChemに対して、化合物の検索や計算ジョブの投入などの操作を行うことが可能。研究者のストレスを減らし、研究業務をスムーズにすることに役立つという。

 HyperChemの価格は、一般向け30万6,000円、アカデミック19万7,000円。ポケットHyperChemは一般向け6万6,000円、アカデミック3万7,000円となっている。

 また、同社ではHyperChemの教育用途での普及も加速させたい考えで、このほどアカデミック向けに50本以上は何本でも280万円均一というライセンスを新たに設けている。