2006年秋CCS特集:トムソンサイエンティフィック

製薬業向けコンテンツを続々拡充、グローバルレベルのサポート強化

 2006.12.13−トムソンサイエンティフィックは、製薬企業向けの情報サービスをさらに充実させていく。同社の誇る多彩なデータベース(DB)群に統合的にアクセスできる「ThomsonPharma」の人気が高く、中小の製薬会社やバイオテクノロジー企業にも導入実績が伸びている。新しいコンテンツも続々と追加されており、来年に向けてさらなる飛躍が期待される。

 ThomsonPharmaは、40種類以上のDBを横断的に利用できるサービスで、研究者からエグゼクティブまで、それぞれの役割に応じた豊富な情報源として利用されている。

 国内の製薬関連企業に急速に浸透してきているが、今後はグローバルな観点から欧米のメガファーマの国内研究拠点に対するサポートを充実させる考え。ワールドワイドで高いサービスレベルを維持するため、日本側の体制を強化する。これにより、国内でのThomsonPharmaの基盤をさらに固める。

 また、コンテンツ面の強化では、「Thomson Message Mapping System」(トムソンメッセージマッピングシステム)が注目される。学術的プロモーション戦略のための分析ツールで、学術文献に発表された自社の医薬品に関する記述と競合製品の記述を、処方する医師の観点から評価することができる。今年からオプションモジュールとして本格的にサービスがはじまっている。

 もうひとつ、今年から同様に提供開始されたのが「IDRAC」で、世界各国の薬事規制情報を集めたもの。例えば、米食品医薬品局(FDA)のウェブサイトからは詳しい規制情報を入手することができるが、それを日欧の法律と比較することは難しい。臨床試験を三極で展開しようとする際などに威力を発揮するという。

 一方、ジェネリック・医薬原体(API)企業向けでは、「HorizonGlobal」も今年のヒット商品となった。インドや中国を含めた世界中の原薬供給者の情報を集めたもので、ほぼ同じ情報をもとに新薬企業向けにデザインされた「VisionCI」を選ぶユーザーも多いという。