マイクロソフトがWindowsホームサーバーの日本語版を提供

簡単にコンテンツ共有、PCのデータを守る自動バックアップ機能も搭載

 2008.08.21−マイクロソフトは20日、家庭やSOHO向けの新しいWindowsサーバー製品として、「Windowsホームサーバー日本語版」を30日から提供開始すると発表した。このOS(基本ソフト)を搭載したハードウエアがパートナー企業15社から順次発売されるほか、自作機などでも利用できるようにDSP版(PCパーツとの同時販売)も用意される。複数のパソコンで写真やビデオ、音楽などのデジタルコンテンツを簡単に共有できるのが特徴。遠隔地からホームサーバー内のコンテンツを楽しんだり、ホームサーバーと接続している自宅PCをリモートコントロールしたりすることも可能。

 Windowsホームサーバーは、昨年9月から英語版が国内でも入手可能だったが、今回は正式な日本語版として、英語版向けに8月にリリースされたばかりの“パワーパック1”を適用した最新の製品版が準備された。対応ハードウエアは、現時点でアプライド、エプソンダイレクト、クレバリー、サードウェーブ、サイコム、ソフマップ、九十九電機、デル、NEC、PDXジャパン、ブレス、マウスコンピューター、ユニットコム、レイン、ロジテック−の15社が発売意向を表明している。記者発表会には、マウスコンピューター(英語版の時代から対応)とエプソンダイレクト(今回初めて名乗り)が同席した。

 Windowsホームサーバーは、モニターやキーボード、マウスなどは不要で、購入後にネットワークケーブルと電源ケーブルをつなぎ、スイッチを入れるだけでセットアップが完了する。その後、クライアントPC側に、ホームサーバー添付のコネクターソフトをインストールすると、ホームサーバー上の共有フォルダーに自由にアクセスできるようになる。

 ユーザーごとのフォルダー作成やアクセス権限の設定も可能で、安全かつ簡単にデジタルコンテンツを共有することができる。Xbox360からホームサーバーのコンテンツを引き出し、リビングのテレビで楽しむなどの使い方も容易。

 また、ホームサーバーに接続されている10台までのクライアントPCのハードディスクを自動バックアップする機能も搭載されている。ディスク全体をイメージとして保管するため、確実なリストアが可能。バックアップは夜間に自動的に行うように設定できるが、クライアントPCの電源が入っていなくても、バックアップ時に自動オンオフをしてくれるということだ。加えて、クライアントPCのセキュリティ設定の状態を監視し、不備がある場合に警告を発する機能も備えている。

 さらに、最新のファイルシステムを採用したドライブエクステンダー機能を搭載した。ホームサーバーに接続した複数の外付けハードディスク(インターフェースやサイズが異なっていてもかまわない)をまとめて1台のディスクのように見せる技術で、ディスク容量を簡単に増やすことができる。ドライブ間でのデータ複製も可能。

 これらのホームサーバーの機能は、クライアントPC側で“ホームサーバーコンソール”を立ち上げて操作する。ユーザーインターフェースは直感的なので、専門的な知識はほとんど必要ない。

 一方、WindowsLiveサービスと連携することで、遠隔からホームサーバーに接続するリモートアクセス機能が実現されている。外出先からウェブブラウザー経由で共有フォルダーにアクセスし、ビデオや音楽をストリーミング形式で楽しむことができる。リモートデスクトップで自宅PCを直接利用することも可能。