CCS特集・パソコン関連

ディジタルデータマネジメント

 1999.03.20−ディジタルデータマネジメントは、理化学機器などのデータ処理・データ分析のためのソフトウエアを輸入販売するベンダーで、1990年に設立された。5年ほど前から、共通のユーザー層を対象にしているCCS関係のパソコンソフトの取り扱いを始めたもので、商品ラインも徐々に広がってきている。

 現在、CCS関係の製品として販売しているのは、米ケムインベーションの「Chemistry 4D Draw」、英オックスフォードモレキュラーグループの「Kekule」、米インラタクティブシミュレーションズの「Sculpt」「ChemBuilder 3D」の4種。構造式の作図や分子の表示などのための便利なユーティリティソフト群である。

 Chemistry 4D Drawは作成した構造式からIUPAC名を導き出したり、その逆を行ったりできるのが特徴。 ChemBuilder 3Dは3次元の分子モデルを作成し、MM3計算でエネルギー最小化を図ることができる。Sculptの方は分子同士のフィッティングや重ね合わせを行う機能がある。Kekuleは印刷物の構造式をスキャナーで取り込んでMOLファイルなどに変換する機能があり、論文作成などに便利だ。