TSTがジーンデータと代理店契約締結
バイオインフォマティクス製品群を拡張
2000.03.23−帝人システムテクノロジー(TST)は、スイスのソフトベンダーであるジーンデータ社(本社・バーゼル、オスマー・ファネスCEO)と販売代理店契約を締結し、同社のバイオインフォマティクス製品群の国内販売を開始した。DNAチップ/マイクロアレイの発現解析からプロテオミックス、全遺伝子解析などの最先端の研究に要求される高度なシステム環境を提供でき、複雑な整理活性機能の早期解明を強力に支援することが可能。サーバーにSGI、クライアントはウェブブラウザーを使用する。
ジーンデータは、1997年に設立されたバイオインフォマティクス専門ベンダーで、ソフトウエアやカスタムデータベース(DB)の提供、データ解析のコンサルテーションなどを行っている。
今回、TSTが販売するのはシーケンス解析のための「ジーンデータ・フィロソファー」「同ワークベンチ」および遺伝子発現解析のための「同エクスプレッショニスト」「同インプレッショニスト」の4種。
「フィロソファー」は、未知遺伝子の機能解析とアノテーション、生化学的パスウェイ解析などを含め、高い精度と品質でたん白質の機能予測と個々のドメインを識別することが可能。「ワークベンチ」はDB検索とシーケンス解析のための統合ソフトで、定期的に更新された公的および私的な遺伝子関連DBへのアクセスを提供する。
「エクスプレッショニスト」は、DNAチップ/マイクロアレイなどの遺伝子発現データを解析・管理するための全社システム。少数の遺伝子を対象にした単独の実験から、数1,000の遺伝子を乗せたチップを大量に使用するケースまで柔軟に対応できる。「インプレッショニスト」は、プロテオミックスおよび数値データの大量解析システムで、各種の統計アルゴリズムと対話的なグラフィック機能が統合されている。