インフォテリアがアリバ専用接続装置を開発

ACSN企業間取り引きに簡単に参加することが可能

 2001.02.5−インフォテリア(本社・東京都品川区、平野洋一郎社長)は、日本アリバが提供している企業間取引ネットワーク「Ariba Commerce Service Network」(ACSN)に接続するための専用装置「Asteria.Planet for Ariba」(アステリアプラネット)を開発、今年の第2四半期から提供を開始する。中堅・中小事業者向けの統合ソリューション製品で、同装置を導入するだけでACSNに簡単に接続し、そのサービスに参加することができる。価格は未定だが、数100万円程度の価格帯だと予想される。

 アリバのACSNは企業内消費財を電子商取引で調達する企業間プラットホームサービスで、購買企業は約4,000ユーザー、消費財を提供するサプライヤーとして3万社が参加している。現在、日本企業のサプライヤーは100社だが、年末までに1万社まで増やす計画だという。

 今回のアステリアプラネットはこのACSNにサプライヤーとして参加するための専用ルーターで、アリバが定めたB2B仕様であるcXMLに対応した受発注やカタログの登録、パンチアウトなどACSNに必要な機能をオールインワンで内蔵している。インフォテリアは昨年にロゼッタネット対応の同装置をすでに発売しており、今回はアステリアシリーズの第2弾に当たる。同社はハードメーカーではないので、今後は内部のソフトウエアをOEM提供する形での展開も志向していくという。