CCS特集第3部:バイオインフォマティクス
アクセルリス
2001.11.31−アクセルリスは、CCSのトップベンダーとして、実績豊富なソフトウエアパッケージから専門ノウハウを生かした受託サービスまで幅広いバイオインフォマティクスソリューションを提供している。
とくに、核酸やアミノ酸の配列解析の分野でトップクラスの実績を持つ旧ジェネティックコンピューターグループ(GCG)製品、遺伝子の活性部位の特定やたん白質機能推定を行う専門システム「ジーンアトラス/アトラスストア」、さらにはこれらのインフォマティクス情報を生かした創薬を行うための「ディスカバリースタジオ」(開発中)まで、ゲノム創薬のための統合CCS実現に最も近い位置にいるといえるベンダーだ。
ウィスコンシンパッケージ、シークストア、OMIGAなどのツール群は三井情報開発から、ジーンアトラスなどは菱化システムから販売されており、アクセルリス日本法人自体でも受託アノテーションサービスなどを展開している。
とくにジーンアトラスは、従来手法よりも平均で15−20%多いアノテーション付けが可能。例えばPSI-BLASTで髄膜炎菌の全遺伝子の54%にしか付けられなかったアノテーションを、ジーンアトラスでは70%まで付けることに成功した例がある。
アトラスストアは、その具体的なデータベースコンテンツで、ヒトやコレラ菌をはじめとする24種類の生物ゲノムがそろっている。