CCS特集第3部:バイオインフォマティクス

サン・マイクロシステムズ

 2001.11.31−サン・マイクロシステムズは、高性能サーバーやストレージ製品群をライフサイエンス/バイオインフォマティクス市場に供給し、高いシェアを獲得している。同社は10月に新型最上位機「サン・ファイアー15K」を発表したが、この分野に最適な機種として積極的に売り込んでいく方針だ。

 同社は昨年からライフサイエンス市場に向けた“サン・ディスカバリー・インフォマティクス・プログラム”をスタートさせ、外部の学識経験者らからなる“サン・インフォマティクス・アドバイザリー・カウンシル”(IAC)を組織。また、“インターオペラビリティー・インフォマティクス・インフラストラクチャー・コンソーシアム”(I3C)などを通して、XMLやJavaなどの技術をライフサイエンス分野に応用するための標準化活動などにも取り組んできている。

 国内では、東京大学医科学研究所、京都大学化学研究所、理化学研究所ゲノム科学総合研究センター、ドラゴンジェノミクスなどへの導入実績がある。

 新型サーバーのサン・ファイアー15Kは、バイオインフォ分野で多用されているサン・エンタープライズ10000(スターファイアー)の後継機に当たり、銅配線技術を用いた新型プロセッサーを106個まで搭載できる。とくに、多数のプロセッサーを最大18のドメインに動的再構成する機能は、バイオ関連のアプリケーションにぴったりだという。