三井情報開発がオリンパスプロマーケティングと販売提携

自社開発のバイオインフォ製品を拡販へ、共同ソリューション提供

 2002.06.12−三井情報開発(MKI)は、メディカル・ライフサイエンス分野の機器販売を手がけているオリンパスプロマーケティング(オリンパスPM)とバイオインフォマティクス製品の販売で提携した。MKIが自社開発した4種類のパッケージをオリンパスPM経由で7月から販売していく。共同マーケティングも展開し、市場ニーズに基づいたソリューション提供を協力して行っていく。

 オリンパスPMは、内視鏡などの医療機器や臨床検査用の各種分析システムを販売している企業。ゲノム研究支援機器にも力を入れており、生物顕微鏡などを中心に実績をあげている。そうしたルートを生かしてバイオインフォ製品を売り込もうというのが今回の両社の提携の狙いである。

 具体的に販売するのは、匿名化システム「SCTS21」、実験支援システム「バーコードLABSystem」、SNP解析システム「RoboSNP」、マイクロアレイ発現解析システム「Genomic Profiler」−の4種。

 SCTS21は、ドナー(患者)の個人情報の保護を目的とした匿名化業務を支援するソフト。定められた倫理指針に沿った業務を簡便に行うことを可能にする。バーコードLABSystemと連動させることにより、匿名化・試料のバーコード化をよりスムーズに行えるという特徴もある。

 バーコードLABSystemは、研究に用いるさまざまな試料をバーコードで管理するためのソフトで、試料の取り違えなどの人為的なミスを低減することができる。

 RoboSNPは、主要遺伝子およびSNPデータベースから関連情報を自動収集し、ターゲット領域の遺伝子構造・ゲノム上の位置・SNPなどの情報をパソコン上で簡単に閲覧できるようにする。SNPタイプ別に自動分類が可能で、文献情報・疾病情報へ直接リンクすることによって着目遺伝子に関する情報を効率よく調べることが可能である。

 Genomic Profilerは、DNAチップ/マイクロアレイから得られる発現プロファイルデータの登録・管理・検索機能を持ち、原データの正規化を多様な方法で支援してくれる。クラスタリングではk-mean法をはじめ多様な分析方法を用意。スクリーニング機能などの各種オプションもそろっており、ユーザ独自アルゴリズムの追加も可能。

 MKIは、米アクセルリスや独バイオベースなどの欧米で開発されたパッケージも多数扱っているが、オリンパスPMとの提携はまずは自社開発製品を中心に進めていく方針である。