2005年春季CCS特集:リミックスポイント

画像DB管理ソリューションを製品化、かずさ研のInGaPに採用

 2005.06.27−リミックスポイントは、かずさDNA研究所の公開データベース(DB)サービス「InGaP」のリニューアルプロジェクトを手がけたことを契機に、ライフサイエンス市場向けに画像DBソリューション「ガラパゴスDB」を開発し、製品化した。今年の夏から秋にかけて新InGaPが正式公開されたのち、本格的なプロモーション活動に入っていく。

 同社は、デジタル画像技術を中心にしたテクノロジーベンダー。昨年3月にセラーテムテクノロジーから分離・独立した。

 かずさDNA研究所向けのシステム開発は今年の3月に第1期が終わり、新InGaPはすでにテスト公開中だが、さらなる機能拡張を行っており、最終版を8月中に完成させる予定になっている。

 この技術成果を応用したパッケージがガラパゴスDBで、画像データの管理からウェブへのDB公開まで、一連の作業手順をワークフローとして支援する機能を持っている。社内のイントラネット環境で利用することができる。ウェブデザインの豊富な経験をベースにしたみやすさ・使いやすさが最大の特徴である。

 ライフサイエンス研究では大量の画像データが発生するが、この管理や再利用が意外と行われていないのが現状。適切なツールがなかったせいもあり、今回の国産ソフトでの製品化はカスタマイズや融通の点からも注目度が高い。

 10月からプロモーションを開始し、来年からパートナー戦略も含めた本格的な事業展開に入る。