CTCLSが英インステムのGLP支援システムを発売
豊富なモジュール群、国内製薬企業のグローバル戦略に対応
2006.03.08−CTCラボラトリーシステムズ(CTCLS)は7日、伊藤忠商事とともに、英インステムLSS(フィル・リーズンCEO)と日本における販売代理店契約を締結し、グローバル対応のGLP(医薬品安全性試験)支援システム「Provantis」の販売を開始したと発表した。国内の法規制に準拠した自社開発の「TOXstaff21」や「ADMEstaff」と合わせて、国内製薬企業の需要に幅広く対応できるようにした。新製品の販売目標は、3年間で4億円。
Provantisは、欧米を中心に50社以上の導入実績を持つシステムで、非臨床段階の安全性試験で要求される業務全般に関して、試験計画の立案から試験レポートの作成までを包括的に管理する機能を備えている。動物室管理に必要な機能から生殖毒性試験、臨床病理、試薬管理、進捗管理などを含めた豊富なモジュール群で構成される。
試験作業項目や試験スケジュールを柔軟に設定することができるほか、臨床機器とのインターフェースも幅広くサポートしており、迅速かつスムーズなシステム導入を図ることが可能。米食品医薬品局(FDA)の電子データ・電子署名の基準である21CFRパート11にも対応している。