マインドジェットがビジュアル型コラボレーションサービス
“マインドマップ”で思考を共有、人間主体のコラボレーション
2009.10.15−マインドジェットは、創造性を刺激しチームの生産性を向上させる新しいビジュアルコラボレーションサービス「Mindjet Catalyst」を国内で提供開始した。“マインドマップ”と呼ばれる図解表現手法をベースに情報の共有化を図ることができ、ウェブ会議システムなどを組み合わせた総合的なコラボレーションツールとなっている。SaaS型のサービスとして提供され、利用料金は年間1ユーザー当たり3万8,850円。月額では3,885円。
同社は、情報やアイデアを視覚的に表現するマインドマッピングのための専門ツール「MindManager」を開発している企業。今回の「Mindjet Catalyst」は、ウェブ上でチームが共同でマインドマップを作成したり利用したりすることにより、プロジェクトの生産性を高めることが可能。さらに、オンラインでの文書およびファイル共有、安全なワークスペースといった高機能なウェブ会議機能を組み合わせることができることが大きな特徴となっている。
マインドマップの閲覧やウェブ会議への参加には「MindManager」のライセンスは不要で、すべてブラウザーだけで利用することが可能。データはウェブ上のサーバーに安全に保管されているので、パソコンがあればいつでもどこからでもコラボレーションに参加できる。ブラウザー画面は日本語・英語・ドイツ語・フランス語を随時切り替えられるので、グローバルな拠点間でのコラボレーションも容易に行える。
同社の説明によると、既存のコラボレーションツールはコミュニケーションをサポートすることが主体で、チーム全体の創造性を刺激したり、革新的なアイデアを生み出したりすることには役立たないという。その意味で、「Mindjet Catalyst」は人間同士の対話や理解を重視しており、「テクノロジー主体ではなく人間主体のコラボレーションを実現する」としている。とくに、マインドマップが単なる情報ではなく、人間の思考をみえる化できることが大きな要素になるようだ。