ソースネクストがウイルス対策ソフトの新製品

ビットディフェンダーと提携、検知率100%をうたう

 2011.12.14−ソースネクストは12日、新しいウイルス対策ソフト「スーパーセキュリティZERO」を22日に発売すると発表した。中身はルーマニアに本社を置くビットディフェンダー社のOEM製品で、「検知率100%」をうたっている。価格は3,990円で、商品名の通りに毎年の更新料金はゼロ。来年、100万本を販売し、セキュリティソフトの販売本数シェア第1位の獲得を目指す。

 マルウエア検出のためのビットディフェンダーのエンジンは、独AV-Testなどの第3者機関において高い評価が与えられている。クラウドベースの検知エンジンを利用しているほか、振る舞い検知によって未知の脅威にも対応することが可能。仮想環境でブラウザーを動作させ、OSと切り離してインターネットを利用できる“バーチャルブラウザー”といったユニークな機能も搭載。ネットバンキングやショッピングの際の安全性が高くなるという。

 高機能できめ細かな設定も可能だが、“オートパイロットボタン”をオンにするだけで、「サイレントセキュリティが実現され、わずらわしいポップアップなし、アラートなし、設定不要の状態で簡単に使用できる」(ビットディフェンダーのピーター・ラコーネンOEM担当ゼネラルマネジャー)。

 また、ルートキットのように駆除どころか発見すら難しい深刻な脅威に対して、コンピューター全体をクリーンアップして復旧させる“レスキューモード”の搭載も特徴になるという。こうした場合、通常は外部からCD-ROMでコンピューターを立ち上げるなどの手順が必要になるが、この機能は安全なLinuxでローカルドライブに格納されるので、必要な時に随時起動できる。

 なお、1,980円で販売中の「ウイルスセキュリティZERO」は、「価格が第一だというユーザーも多い」(ソースネクストの松田憲幸社長)ということで、これからも並行して販売を続けていくとした。


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