ネットワンシステムズがベーリンガー社に仮想化ソリューション

ユニファイドコミュニケーションを仮想環境上で統合、サーバー台数73%削減

 2012.03.30−ネットワンシステムズは、大手外資系製薬企業の日本法人であるベーリンガーインゲルハイムジャパンに対し、グループの社員が利用するユニファイドコミュニケーションシステムを仮想環境上で統合し、サーバー台数と保守費用の大幅削減を達成したと発表した。

 ユニファイドコミュニケーション(UC)は、音声だけでなく、ビデオやデータ、モバイルなどの異なるアプリケーションを統合し、企業内のコレボレーションを推進するためのもの。ベーリンガーインゲルハイムでは、グループ間のUCシステムを統合し、TCO削減と業務の効率化を目指していた。

 今回構築したシステムは、シスコシステムズのサーバー「Cisco ユニファイドコンピューティングシステム」(シスコUCS)を採用するとともに、仮想化ソフトの「「VMware vSphere」上で複数の仮想化されたUCSを稼働させるという構成になっている。

 ネットワンシステムズがシスコのUCSに関する高い技術を持ち、ネットワークを含めた高度な仮想データセンター構築の実績がある点、さらに同社の検証施設であるテクニカルセンターでシステム環境を再現した事前検証が可能な点が評価されたという。

 導入効果として、従来の物理サーバーベースの環境に比べ、サーバー台数が73%減、保守費用が60%減という削減に成功している。また、グループでUCシステムを共通化したため、コミュニケーション相手の状況に応じて最適なツールが使用できることや、ビジネス要件の変更にも物理サーバーを追加することなく柔軟に対応できるようになるなどのメリットが得られている。

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<関連リンク>:

ネットワンシステムズ(日本法人トップページ)
http://www.netone.co.jp

シスコシステムズ(UC製品紹介ページ)
http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/index.html


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