デルが法人向けクライアント製品を拡充

ワークステーション5モデルを新規投入、堅牢なノートブック型も

 2013.09.14−デルは12日、法人向けクライアント製品を拡充し、優れたセキュリティと管理性、高い生産性を実現するノートブックPC「Latitude」の新製品4モデル、ハイパフォーマンスワークステーション「Precision」の新製品5モデルを13日から発売すると発表した。同社はここ数年の買収攻勢でソリューション志向のビジネスモデルを確立してきており、足もとのPC販売も好調。今年第2・四半期を対象にしたIDCの調査では、市場全体が前年同期比12.5%減の中、デルは法人・個人合わせて唯一の2ケタ成長(20.4%増)を達成、法人向けシェアを16.6%へと伸ばしたという。ここでは、技術系の用途でも多用される「Precisionシリーズ」の新製品を紹介する。

 「Precision」は、高度な演算処理やグラフィック処理を得意とするパワフルなマシンで、タワー型からモバイル型、ラックマウント型など多様な構成が用意されている。とくに、主要なISVアプリケーションの動作認証を数多く取得しているため、ビジネス用途で安心して使用できることが特徴となっている。

 今回の新製品は、タワー型の「Precision T7610」(38万1,045円から)、「同T5610」(27万4,995円から)、「同T3610」(19万9,980円から)、ノートブック型の「同M4800」(24万9,980円から)と「同M6800」(23万7,980円から)−の合計5モデル。

 タワー型は、昨年8年ぶりに一新された新シャーシデザインを採用しており、メンテナンス性の高さで高い評価を得ている。とくに「T7610」はシリーズの最上位機種に当たり、1,300ワットの電源を内蔵して、ハイエンドのグラフィックカードを2枚に、GPGPUアクセラレータボードを装着することが可能。また、「T5610」は省スペース型の筐体ながら、「T7610」と同じくデュアルCPU構成をとることができる。「T3610」は「T5610」と共通の筐体でCPUソケットが1つの標準マシンとなっている。

 一方、ノートブック型はモバイル性とハイパフォーマンスを両立させた機種で、軽量で耐久性に優れるマグネシウム合金構造をアルミ合金で被覆。温度変化、湿度、振動、ほこり、高度および衝撃に対するMIL-STD-810Gに準拠した堅牢な設計が特徴。

 「M4800」は15.6インチディスプレイモデルで、QHD+(3,200×1,800)の高解像度をサポート。「M6800」はデスクトップ並みのパフォーマンスを備えた17.3インチディスプレイモデルとなっている。







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<関連リンク>:

デル(製品情報ページ)
http://www.dell.com/jp/business/p/precision-t7610-workstation/pd
http://www.dell.com/jp/business/p/precision-t5610-workstation/pd
http://www.dell.com/jp/business/p/precision-t3610-workstation/pd

http://www.dell.com/jp/business/p/precision-m4800-workstation/pd

http://www.dell.com/jp/business/p/precision-m6800-workstation/pd


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