CTCライフサイエンスがSDファイル専用ツールを開発

大量の構造式を軽快に操作、発売キャンペーン特価も

 2015.02.10−CTCライフサイエンス(CTCLS)はこのほど、化学構造式情報を扱うSDファイル(SDF)の参照・編集・更新ツール「SDTool」を開発、販売を開始した。スプレッドシート形式のユーザーインターフェースを持ち、多数の構造式を含む重いファイルでも軽快に扱えることが特徴。価格は永久使用のコーポレートライセンスで120万円から。3月25日発注分までの発売キャンペーンも実施中で、特別価格98万円となっている。

 SDFは、化学構造の標準的なファイル形式で、多数の構造式をひとまとめにできるとともに、付加情報(品番や容量、価格など)も追加できることから、試薬メーカーのカタログなどとしても広く利用されている。このため、構造式を扱うほとんどの化学者向けソフトでSDFを開くことができるが、最近では1つのファイルに含まれるデータ件数が増大しているために動作が遅いなどの問題が指摘されていたという。

 今回の新製品「SDTool」は、SDFのファイル操作に特化したソフトで、ファイル内容を表形式で開いて一覧表示することが可能。構造やデータによる絞り込みや、カラム名変更などの編集作業もGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)による操作で行うことができる。また、編集した内容は、あらためてSDF出力したり、印刷したりすることができる。

 Windows7以降のPCで利用でき、マシンのスペックにもよるが、含まれる構造式が5万件程度までは軽快な動作を保証するということだ。




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<関連リンク>:

CTCライフサイエンス(トップページ)
http://www.ctcls.co.jp/

CTCライフサイエンス(SDTool 製品情報ページ)
http://www.ctcls.co.jp/products/ctcls/sdtool.html


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