BIOVIAの「デザイン・トゥ・キュア」を仏イプセンが採用

オープンイノベーション型でプロセス改善、M&Sツール群を活用

 2016.04.28−ダッソー・システムズ・バイオビア(BIOVIA)の創薬支援ソリューション「Designed to Cure」(デザイン・トゥ・キュア)が、ペプチド医薬などに特徴を持つ仏イプセンの研究基盤として採用された。先端のモデリング&シミュレーションを中心としたツール群で構成されるソリューションで、フランス、イギリス、アメリカの研究拠点を結ぶだけでなく、外部の科学者や研究機関、CRO (医薬品開発受託機関)などを含めたオープンイノベーション型のR&Dプロセスの最適化を目指すことにしている。

 BIOVIAは、医薬品の研究から開発までの長大なステージを支援する幅広い製品群を再編し、ダッソー・システムズ(3ds)が推進するインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスに沿ったかたちで、「ONE Lab」「Made to Cure」「License to Cure」「Designed to Cure」−の4つのソリューションの提供を開始している。

 イプセン社も、これまでに5年以上BIOVIA製品を使用してきたとしているが、今回はとくに外部機関との連携を軸にするオープンイノベーション型の研究スタイルを本格的に取り入れることが大きな目的になっているようだ。データ統合やモデリング&シミュレーション機能を活用することで、病気に関連したシステム異常についてより包括的な視点を提供するとともに、より高品質な薬剤候補の同定を加速・改善するという。

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<関連リンク>:

ダッソー・システムズ・バイオビア(日本法人トップページ)
http://accelrys.co.jp/

ダッソー・システムズ・バイオビア(デザイン・トゥ・キュア 紹介ページ)
http://www.3ds.com/ja/industries/life-sciences/designed-to-cure/


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