富士通九州システムズが「ADMEデータベース」を更新

バージョン48をリリース、約1,500件の薬物代謝データを追加

 2017.09.29−富士通九州システムズ(FJQS)は、10月1日から「ADMEデータベース」のコンテンツを更新し、バージョン48として提供開始すると発表した。医薬品開発で参照されることが多い薬物代謝や薬物相互作用の情報を文献などから収録したもので、今回は約160の文献からのキュレーションにより、約1,500件の非臨床薬物代謝データと、約180件の臨床薬物相互作用データを追加している。

 「ADMEデータベース」は、クロアチアのレンディック博士が収集したヒトの薬物動態関連タンパク質・薬物の情報を中心にまとめたもの。FJQSが四半期ごとにコンテンツを更新して、インターネット経由で検索サービスを提供している。キーワード選択だけの簡単な検索方法と、複雑な条件式を入力する方法を選ぶことができる。薬物とその代謝物に対して、構造式を使って、部分構造や類似構造検索を行うことも可能。

 収録されているデータは、ヒトの主要な薬物代謝酵素であるチトクロームP450が中心で、現在約12万5,100件の試験管内実験のデータが蓄積されている。

 利用料金は、企業および国立研究機関向け(同時アクセス数が10)で、全データベースパックが年間162万円、臨床薬物相互作用データベースを含めると同194万4,000円、教育機関向けは同時アクセス数が1の研究室ライセンスが同27万円、同時アクセス数が50のサイトライセンスで同81万円。

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<関連リンク>:

富士通九州システムズ(ライフサイエンスソリューションのトップページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/

富士通九州システムズ(ADMEデータベース 製品紹介ページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/asp/adme-database/index.html


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