ピストイア・アライアンスが日本にアウトリーチ

イニシアティブ始動、皮切りにオンラインセミナー開催

 2021.06.11−欧米のバイオファーマ企業などで構成されているピストイア・アライアンスが、日本への進出を目指して具体的な活動を開始した。組織内に「ジャパン・アウトリーチ・イニシアティブ」を立ち上げ、活動の皮切りとして6月24日午後にオンラインセミナー(無償)を開催する。

 ピストイア・アライアンスは2007年に設立された非営利のコンソーシアムで、バイオファーマのトップ企業や主要なテクノロジーサービスプロバイダー、公的研究機関など100以上の組織で構成されているが、日本企業はほとんど参加していない。非競争領域のコラボレーションを推進することが目的であり、主に研究開発分野の標準化に関係する活動に取り組んできている。生体高分子の記述言語“HELM”を策定したなどの実績がある。

 会員にとって具体的な利益をもたらす共同プロジェクトを推進するほか、ネットワーキングやディスカッション、学習機会となる年次総会の開催、革新的なスタートアップを奨励する年1回のスタートアップチャレンジ、最新情報を提供するウェビナーやワークショップなどを実施。日本を足がかりに、活動の輪をアジア全体に広げることを目指している。

 今回のセミナーでは、アライアンス側からのプレゼンテーションや基調講演のほか、日本人パネリストらによる「未来のエコシステムに向けて〜日本のライフサイエンスとプレコミュの連携」と題したパネルディスカッションを行う。同イニシアティブの世話人は、ブルカーの宇佐明人氏が務めている。

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<関連リンク>:

ピストイア・アライアンス(トップページ)
https://www.pistoiaalliance.org/

ピストイア・アライアンス(今回のセミナー紹介のページ)
https://www.pistoiaalliance.org/eventdetails/pistoia-alliance-regional-meeting-japan/


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