2010年夏CCS特集:ヒューリンクス

ソフト活用へサポート強化、初級セミナー毎月開催

 2010.07.28−ヒューリンクスは、海外の優れた科学系ソフトウエアを紹介する専門ベンダーとして長年の実績を持ち、CCS関連では米ガウシアンや米ケンブリッジソフトの製品群を主力にしている。とくに、大学・官公庁などのアカデミック市場に強いが、今後はソフトをフルに使いこなしてもらうため、技術サポートやトレーニングの強化に一段と力を入れる。

 分子軌道法ソフト「Gaussian09」は、6年ぶりのバージョンアップから約1年がたったが、ユーザーの裾野の広がりが目立つ。このため、初めて利用するユーザーや導入を検討しているユーザーに向けて、この4月から初級セミナーを毎月開催し始めた。Gaussianを活用するためには多くのキーワードを理解する必要があるが、マニュアルの記述は専門的で初心者にはわかりづらい。そこで、実際の計算例をもとに、入力データの作成方法から計算ジョブの実行、計算結果の読み方までをやさしく解説しようというもの。

 募集を開始したところ、大きな反響があり、7月開催分まではたちまち満席になってしまったという。現在、スケジュールを延長して9月まで聴講を受け付けている。

 通常のトレーニング体制も強化しており、オンサイトの要望にも積極的に応じている。

 一方、ケンブリッジソフト製品でもさらにトレーニングを強化する。構造式作図のChemDraw以外にもさまざまなツールが揃っているため、エバンジェリスト的な活動も含めて、スイートとしてフル活用することを促していきたいという。とくに、サイトライセンス契約ユーザーが対象になる。

 そのほかでは、4月に米スタットイーズの実験計画法ソフト「デザインエキスパート」で正規代理店契約を結んだ。多目的に利用でき、使いやすいため注目されているという。


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