2010年夏CCS特集:トムソン・ロイター

製薬業向け統合コンテンツ、ライセンシングを支援

 2010.07.28−トムソン・ロイターは、世界最大級の情報ソリューションプロバイダーとして、製薬・化学分野向けに物質・特許・学術文献を含む包括的なコンテンツを提供。とくに、「Thomson Pharma」と「Integrity」の二大サービスは、製薬会社の研究開発やビジネスにとってまさに基盤となるコンテンツが満載されており、国内でも順調に利用者を伸ばしている。

 とくに、Thomson Pharmaはグローバル競争における優位性を保つための重要な情報源であり、その1つが「Thomson Pharmaパ−トナリング」(TPP)と呼ばれるサービス。これは、開発薬剤のパイプライン情報を中心に、医薬品特許、開発会社・機関、医薬品技術関連の契約情報などを統合したもので、新薬開発におけるパートナー探しやライセンシングに役立つ強力なツールとなっている。

 このたび、バイオベンチャーや大学などの開発機関が、TPPのデータベースに対して自分で直接ライセンス情報を書き込めるサービスをスタートさせた。TPPユーザー以外でも無料で情報発信ができる画期的な取り組みで、大きな反響が予想される。

 一方、Integrityは研究開発を支援する統合ポータルサービスとして、ここ数年はバイオマーカー情報の拡充を重点的に進めてきた。この1年間でコンテンツ全体は10〜20%アップしたが、バイオマーカー情報に限れば4倍増。4,000以上のバイオマーカーに関する情報を収録している。

 これまでは、「バイオマーカーセンター」として別サービスとなっていたが、今回Integrity内のモジュールとして統合され、使い勝手が良くなった。


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