菱化システムが構造活性相関解析ソフト「CIMPL」を発売

多彩なビジュアル表現でデータ解析、メディシナルケミスト向け

 2010.07.15−菱化システムは、このほど米シンプルソフトが開発した構造活性相関(SAR)解析ソフト「CIMPL」について代理店契約を締結し、販売を開始した。メディシナルケミスト向けにつくられており、使いやすくわかりやすく、軽快に利用できることが特徴。価格は年間使用権63万円とコストパフォーマンスが高い。また年間630万円で、敷地内無制限のサイトライセンスとなる。

 CIMPLは、化合物ライブラリーをSDファイル形式で読み込み、ワークシートのイメージでさまざまな解析を行うことができるソフト。2次元/3次元のグラフ表示、構造的類似度の算出と類似構造検索/ネットワーク解析、クラスター解析、SAR解析、フラグメント構造解析などの作業をこれ1本で行うことができる。

 とくに、化学・生物データの解析結果がユニークかつビジュアルなイメージで表示されるので、メディシナルケミストが理解しやすいことが最大の特徴だという。

 1本のパッケージの中に、CimplBrowser、CimplCell、CimplClusterCenter、CimplClusterView、CimplGraph、CimplMapViewer、CimplNetwork、CimplNCIResolver、CimplPlateViewer、CimplQFAR、CimplRGroupAnalysis、CimplSALHeatmap、CimplSARPair、CimplSimMat、CimplTable、CimplWorkflow−といった多くのツールが統合されており、多機能さも際立っている。


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