2011年夏CCS特集:ヒューリンクス
世界中のパッケージを提供、初心者向けに講習会も
2011.06.23−ヒューリンクスは、世界中の優れた科学技術系パッケージソフトを幅広く取り扱うほか、アルゴグラフィックスグループの一員として、システム構築事業でも大きな貢献をするなど、開発の面でも豊富な実績がある。
CCS関連でも多くの製品を扱っているが、なかでも米ガウシアンの量子化学計算ソフト「Gaussian 09」、化学者向けデスクトップツールとして有名なケンブリッジソフト(現パーキンエルマー)の「Chem&Bioシリーズ」が主力製品となっている。
とくに、ガウシアンに関しては、初めて利用するユーザーや導入を検討している顧客向けに、昨年からセミナーを定期的に開催。フィードバックを得ながら内容を改訂してきており、今年度からのセミナーでは、午前中に専用GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ソフトの「GaussView」の操作法を無料で、午後は「Gaussian 09」講習会を有料(購入者は無料)で行うというスタイルになっている。次回は7月で、隔月で開催していく予定だ。
一方、ケンブリッジソフト製品は今後は米パーキンエルマーが開発元となるが、毎年恒例のスプリングキャンペーンもこれまで通り実施された。同社としても、引き続き販売に力を入れていく。
また、今年から販売開始した英クレセットの薬物分子設計ソフトも期待の新製品。“モレキュラーフィールド”と呼ばれる独特の視点から分子の特性を解析できることが特徴で、注目度も高まっている。