パトコアがエーザイからグローバルライセンス

ケムアクソン化合物管理ソフトを受注、法規制チェックもグローバルへ移行

 2011.08.09−パトコアは、創薬研究の基幹情報を管理するためのソフトウエア「JChem Cartridge for ORACLE」のグローバルライセンスをエーザイから受注したと発表した。同時に、国内の研究拠点で利用中の法規制化合物チェックシステム「CRAIS Checker」もグローバルライセンスに移行し、ワールドワイドに利用されることになった。

 「JChemカートリッジ」は、ハンガリーのケムアクソン社が開発したソフトで、化学構造式や反応式をオラクルのデータベースで取り扱えるようにするもの。化学構造を高速かつ正確に管理できることが特徴だという。今回、エーザイが世界に展開する研究開発拠点において、研究過程で創生された化学構造情報の管理に利用される。

 一方、「CRAISチェッカー」はパトコアの自社製品で、化学物質がさまざまな法規制に該当しているかどうかを化学構造式から判定することができる。多種類の化学物質を取り扱う製薬企業においては、常に最新の法規制に基づいて対象物質を適正に管理する必要があるため、的確で効率的なコンプライアンス対応の観点から注目が高まっているということだ。


ニュースファイルのトップに戻る