富士通九州システムズが液晶化合物DBの最新版を発売

約5,200件の新規化合物追加、ユーザーデータの登録も可能

 2011.12.22−富士通九州システムズ(FJQS)は、液晶化合物データベース「LiqCryst」の最新バージョン5.1を21日から販売開始した。既知のサーモトロピック液晶化合物を網羅したもので、12万5,148件の文献や特許から得られた10万6,398個の化合物に関する情報を収録している。

 「LiqCryst」は、独ハンブルグ大学のフォルクマル・フィル教授が開発したデータベースシステムで、1995年に製品化されて以降、定期的にデータが更新されてきている。液晶化合物の化学構造・物理特性値・文献情報などの検索機能や、検索結果の統計分析機能を備えている。

 今回のバージョンアップでは、約5,200件の新規化合物が追加されているほか、ユーザーが所有している化合物のデータを登録したり、データベースに新たなフィールドを追加したりすることができるアドバンス版も用意されている。

 ソフト価格は、アカデミック向け88万円、一般向け168万円。アドバンス版は同様に112万円、192万円。


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