富士通九州システムズが「ADMEデータベース」バージョン25

約2,000件の最新データ追加、薬物相互作用情報も拡充

 2012.01.07−富士通九州システムズ(FJQS)は、1月から「ADMEデータベース」を機能強化し、バージョン25としてサービス開始した。ウェブブラウザーを使ってインターネット経由で利用できるデータベースで、世界中の文献から集めた薬物代謝データを検索することができる。今回の機能強化では、約2,000件のデータ追加が行われている。

 「ADMEデータベース」はクロアチアのレンディック博士が文献から収集したデータをもとにしたもので、ヒトの主要な薬物代謝酵素であるチトクロームP450を中心に、約8万8,000件の試験管内実験(非臨床)のデータを収載している。簡単なキーワード検索のほか、複雑な条件を設定したり、構造式を用いて部分構造・類似構造検索を行ったりすることも可能。

 今回のバージョン25では、230の文献からの非臨床薬物代謝データ、22の文献からの55件の臨床薬物相互作用データを追加した。とくに、臨床薬物相互作用データには、ヒト臨床試験において薬物を単独投与した場合と、複数の薬物を併用した場合での血中濃度の上昇率などの情報を収録。投与計画・血中濃度・消失半減期・最高血中濃度などトータル2,000件のデータが利用できる。

 利用料金は、企業/国公立研究機関向けで年間157万5,000円、教育機関向けは同52万5,000円。薬物相互作用データベースをセットにすると同189万円(企業/国公立研究機関向け)となる。

<関連リンク>:

富士通九州システムズ(CCS関連ページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/

ADMEデータベース製品紹介ページ
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/asp/adme-database/index.html


ニュースファイルのトップに戻る