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2012年夏CCS特集：ヒューリンクス
初心者向けセミナーが好評、創薬支援の新製品投入
2012.06.27−ヒューリンクスは、米ガウシアンの非経験的分子軌道法ソフト「Gaussian 09」、米パーキンエルマーの化学者向けデスクトップソフト「Chem & Bio シリーズ」といったメジャー製品を中心にしながら、欧米の優れたCCSパッケージを多数国内に紹介している。大学の研究者や学生向けの実績が豊富だが、最近では企業からの引き合いも増えてきているため、さらに販売・サポート体制を強化していく。
とくに力を入れているのが初心者向けの講習会の開催。「Gaussian 09」と「GaussView」については、今年も引き続き定期的に行っていく。ガウシアンの国内代理店の中でもWindows版の出荷実績は同社がトップであり、それだけ初心者のユーザーが多いとみられる。フィードバックを得ながら講習内容も改訂しており、非常に好評だという。
加えて、「Chem & Bio シリーズ」についても6月から入門セミナーをはじめた。「ChemDraw」などは多機能になったため、便利な機能が知られていないこともある。将来的には、他の製品との連携も含めて、ソフトの新しい使い方も提案していきたいとしている。
さて、同社では昨年もいくつかの新製品を市場投入したが、今回新たに英オプティブリアムと代理店契約を結び、「StarDrop」の販売を今月から開始した。これはモジュール式に機能が追加できるスイート製品で、構造活性相関、ケミカルスペース解析、確実性スコアリング、ADME特性予測などを通して、新薬の探索研究を強力に支援できる。
同社がすでに取り扱っている英クレセットの3D-QSARツール「FieldAlign」とも連携できるため、両製品の相乗効果も期待しているという。