2012年夏CCS特集:サイエンス・テクノロジー・システムズ

高度なノウハウ提供を志向、糖鎖解析と診断で成果

 2012.06.27−サイエンス・テクノロジー・システムズ(STS)は、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)などの高度なノウハウを活用し、主にライフサイエンス領域の研究開発を支援するためのハード・ソフト・サービスを幅広く提供している。とくに最近では、共同研究・受託研究、コンサルティングなどさらに深いサービスを志向しており、そのための体制固めも進めてきている。

 同社は、アクセルリスやスポットファイアー、ワールドフュージョンなどのパッケージ製品を扱っているが、とくにアフターフォローに力を入れており、パッケージ導入にともなうシステム構築、データベース構築、プログラム開発などの仕事がともなうケースが多いという。解析のコンサルティングなどでユーザーからの信頼も深めている。

 一方、北海道大学大学院先端生命科学研究院の西村紳一郎教授らのグループとともに推進してきた科学技術振興機構 (JST)プロジェクト「全自動糖鎖プロファイル診断システムの開発」と「糖鎖による診断システム統合ソフトウェアの開発」はこの3月末で期間が終了し、開発成果の実用化を目指す「疾患診断用全自動糖鎖解析装置の活用・普及促進」に移行し、新たな段階に入った。

 この新プロジェクトは2014年3月までで、臨床応用も視野に入れて明治大学、弘前大学、岡山大学も加わっている。患者の血清から糖鎖のプロファイルを読み取り、肝がん、大腸がん、リウマチなどを早期に判定・発見できる。さらに対応する疾患を広げていく予定。

 血清中から糖鎖のみを選択的に捕捉・回収する自動前処理装置「SweetBlot」もすでに販売実績があり、今後は同社の解析ソフトの需要が高まると期待されている。


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