富士通九州システムズが「ADMEデータベース」バージョン28

約1,500件のデータ追加、非臨床と臨床でのデータ比較も

 2012.10.03−富士通九州システムズ(FJQS)は1日、インターネット経由で利用できる「ADMEデータベース」をバージョン28に機能強化した。年に4回の定期的なバージョンアップで、約260の新しい文献から約1,500件のデータが追加されている。利用料金は、全データベースパックで企業/研究機関向け年間157万5,000円、教育機関向け同52万5,000円。企業向けでは臨床での薬物相互作用データベースも利用でき、それを含めると同189万円となる。

 「ADMEデータベース」は、クロアチアのレンディック博士が文献から収集しているヒトの薬物動態関連たん白質および薬物の情報をデータベース化したもの。主要な薬物代謝酵素であるチトクロームP450を中心にしているが、その他の薬物代謝酵素やトランスポーターもカバーしており、今回のバージョンアップで総データ件数は約9万3,400件(非臨床での試験管内実験のデータ)に増えた。

 このほかにヒト臨床試験での薬物相互作用データベースも用意されており、ブラウザーからキーワードや構造式で非臨床データと臨床データを一括して検索し、それを比較することが可能。新薬開発の大きな武器になるという。

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<関連リンク>:

富士通九州システムズ(トップページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/

富士通九州システムズ(CCS関連ページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/

富士通九州システムズ(ADMEデータベース製品紹介ページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/asp/adme-database/


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