米シュレーディンガーがゲイツ氏からの追加出資受け入れ

新たに2,000万ドル、「野心的な構想」に投資

 2012.12.18−米シュレーディンガーは12日、元マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏から2,000万ドルの追加投資を受けたと発表した。ゲイツ氏としては、2010年4月に初めて1,000万ドルを出資したのに続く2回目のシュレーディンガーに対する株式投資で、これにともないビル&メリンダ・ゲイツ財団のサイエンティフィックアドバイザーであるボリス・ニコリック博士(Dr. Boris Nikolic)が同社の役員会に加わることになった。

 ゲイツ氏は健康・医療に関するさまざまなプロジェクトにかかわっているとされ、今回のシュレーディンガーへの出資も同社の創薬研究支援ソフトウエア技術を評価してのものだという。ゲイツ氏は、「シュレーディンガーは、創薬研究のためのソフトウエアプラットホームをさらに拡張するための野心的な構想を描いている」と述べている。

 同社は、創薬研究の初期段階で使用するモデリング&シミュレーションソフトを開発しており、ほぼすべてのメガファーマをはじめ、中規模以下の製薬・バイオ企業、大学・研究機関に数千のユーザーを持っている。今後の技術開発・製品開発がいっそう加速するものと期待される。

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<関連リンク>:

米シュレーディンガー(トップページ)
http://www.schrodinger.com/

Bill & Melinda Gates Foundation(トップページ)
http://www.gatesfoundation.org

CCSnews(最初にゲイツ氏から投資を受けた時の記事)
http://homepage2.nifty.com/ccsnews2/2010/2q/2010_2Qschrodingercascadeinvestment.htm


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