ヤンセンでは、大量の資料やパンフレットを持って医療機関を訪問するMRの負担軽減、また資料の印刷にかかるコスト削減という課題を抱えていた。
日立ソリューションズがMR支援ソフトをヤンセンファーマに導入
iPad活用で営業活動効率化、今後CRMとの連携も
2012.10.19−日立ソリューションズは、iPadを利用した製薬業向けマーケティング支援ソリューション「Interactive-Pro」がヤンセンファーマに採用されたと発表した。1000人のMR（医薬情報担当者）が活用することにより、医師へのプレゼンテーションの効果性が高まるとともに、紙の説明資料の電子化によるコスト削減に成功したという。
ヤンセンでは、大量の資料やパンフレットを持って医療機関を訪問するMRの負担軽減、また資料の印刷にかかるコスト削減という課題を抱えていた。
「Interactive-Pro」は、MRが外出先からデータベースの営業資料・文献資料を引き出し、面会する医師に最適なプレゼンテーション資料を作成することが可能。限られた面会時間を効果的に活用できるほか、事前に医薬品や病気に関して学習できる教育用コンテンツを用意することにより、MRの知識レベル向上にも役立っている。
今回のソリューションは同社のクラウドサービス「SecureOnline」上で提供されているため、ヤンセンが求めるセキュリティポリシーを満たし、運用コストを削減できることも採用のポイントだった。
今後、ヤンセンでは、MRのiPad操作履歴をログ情報として収集し、CRM（カスタマーリレーションシップマネジメント）との連携を探る計画。医師の資料の参照率や関心の高い医薬品などを分析することで、より効果的な営業活動やマーケティング戦略に応用する。また、患者への医薬品投与後の症例情報を「Interactive-Pro」に入力できるようにするとともに、それらの情報を一元管理できる仕組みも検討していく。
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＜関連リンク＞：
日立ソリューションズ（トップページ）
http://www.hitachi-solutions.co.jp/
日立ソリューションズ（Interactive-Pro 製品紹介ページ）
http://www.hitachi-solutions.co.jp/interactive-pro/
ヤンセンファーマ（トップページ）
http://www.janssen.co.jp/
