加賀ハイテックが「TAXAN」ブランド新製品3種
タブレット・スマートフォン用周辺機器、ワイヤレスストレージなど
2012.11.23−加賀ハイテックは20日、「TAXAN」ブランドの新製品3種を26日に発売すると発表した。スマートフォンやタブレット端末を便利に使えるようにする周辺機器のシリーズで、ワイヤレスであることが特徴。今回の新製品には、Wi-Fi経由でアクセスできるカードリーダーやiPhone/iPadをコントロールできる小型スピーカーなどが含まれる。同社は「あなたのデジタルライフを演出する」をコンセプトにTAXANブランドを展開しており、2013年度にはこのブランド全体で50億円の売り上げを計画している。
TAXANは、もともとは加賀電子の独自ブランドで、1980年代初頭に米国で発売したPCモニターなどに採用された。一昨年に加賀ハイテックがこのブランドを復活させ、スマートフォンやタブレット端末などワイヤレス型のデバイスを対象にした周辺機器をラインアップしている。機能とともにデザイン性を重視しており、外観がしゃれた製品が多い。
さて、今回の新製品は、まずWi-Fiカードリーダー「TAXAN MeoBankSD」(ミーオバンク)で、初年度2万台の販売を予定。パソコンやタブレット端末、スマートフォンと簡単に接続できるワイヤレスストレージ。5台までの端末を同時にサポートできるため、SDカードやUSBメモリー内のデータを会議の場や家族・友人と共有することも容易である。
同社によると、最近は携帯デバイスの内蔵カメラではなく、デジタル一眼レフで撮影したこだわりの写真をSNSにアップロードしたいという要望が増えている。カメラの記録メディアの写真データを、ワイヤレスで簡単にスマートフォンに転送する使い方などを想定しているという。
また、有線LANを接続すれば、そのままWi-Fiアクセスポイントになる機能も兼ね備えているため、夜にホテルのLANケーブルにつなぎ、高速インターネットを楽しむといった使い方もできる。内蔵充電池で3時間の連続使用が可能。店頭参考価格は5,980円。
2つ目の新製品は、Siri対応小型Bluetoothスピーカー「TAXAN MeoSound SR」(ミーオサウンド)。タブレットやスマートフォンの外部ワイヤレススピーカーとして音楽などを楽しめるが、スピーカー側にマイクがついており、ボタン1つでiPhoneなどのiOS端末側のSiri機能を呼び出すことができる。スピーカーに向かって「停止」「次の曲」などと発声することで音楽再生のコントロールが可能。店頭参考価格は4,980円で、「MeoSound」シリーズトータルで年間1万台の販売を見込む。
3番目はiPadの充電も可能な高出力急速充電器「TAXAN MeoPowerシリーズ」(ミーオパワー)。ACコンセントにつないで4ポートの給電用USB端子を持つ「MeoPower Quad」(店頭参考価格5,980円)、スマートフォンを1回フル充電できる携帯型バッテリー「MeoPower 2800」(同3,980円)とその2倍の容量を持つ「MeoPower 5600」(同5,980円)、USBハブの機能も兼ね備えた「MeoPower 6Hub」(同3,480円)、パソコンのUSBポートから急速充電を可能にするアダプター型の「MeoPower USB」(同980円)、パソコンのUSBポートからiPadの充電ができるようにする「MeoPower Apple30」(1,280円)−の各タイプがある。
通常、パソコンのUSBポートからは0.5アンペアの電力しか供給されていないため、タブレットなどの充電は不可能だった。このシリーズでは、最大2.1アンペア(Android用は1.5A)の給電ができるため、例えば「MeoPower Quad」では同時に4台のiPadを充電できる。iPhoneでは急速充電が可能。
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