富士通九州システムズが「LiqCryst」最新バージョン5.2

約1,300件の新規液晶化合物データ追加、年間ライセンスを新設

 2013.02.13−富士通九州システムズ(FJQS)は12日、アジア総代理店として液晶化合物データベース「LiqCryst」の最新バージョン5.2を13日から発売すると発表した。液晶研究の専門家である独ハンブルグ大学のフォルクマル・フィル教授が開発したもので、今回は新たな文献や特許情報から得られた約1,300件の新規化合物情報を追加している。また、年間ライセンスも新設され、導入がしやすくなっている。

 「LiqCryst」は1995年から製品化されている液晶化合物データベースシステム。既知のサーモトロピック液晶化合物を網羅しており、12万5,996件の文献・特許から全部で10万7,773個の化合物に関する情報を収録している。化学構造・物理特性値・文献情報などの高速検索機能や、検索結果の統計分析機能も備えている。

 製品構成としては、基本のデータベースと、ユーザーがデータを追加登録できるアドバンス版の2種類が用意されている。また、従来の永久ライセンスに加え、今回から年間ライセンス契約が可能になった。価格は、基本データベースシステムが、教育機関向け永久ライセンス42万9,000円、年間ライセンス9万5,000円、一般向け永久ライセンスは78万6,000円、年間ライセンス19万8,000円。アドバンス版は、教育機関向けが同様に63万7,000円と14万2,000円、一般向けは同様に104万6,000円と28万円。

 同社では、年間50本の販売を見込んでいる。

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<関連リンク>:

富士通九州システムズ(ライフサイエンス/化学 製品情報ページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/

富士通九州システムズ(LiqCryst 製品情報ページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/liqcryst/


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