富士通九州システムズが「ADMEデータベース」バージョン33

新規データを追加、P450中心に約10万件を収録

 2014.01.09−富士通九州システムズ(FJQS)は、オンラインサービスとして提供している「ADMEデータベース」を更新し、このほどバージョン33としてリリースした。約190件の文献から、約2,500件の非臨床薬物代謝データと約130件の臨床薬物相互作用データを追加しており、キーワードや化学構造で情報を検索することができる。主に製薬企業の研究や大学教育などの分野で利用される。

 「ADMEデータベース」は、クロアチアのレンディック博士が文献から収集したヒトの薬物動態関連たん白質と薬物のADME(吸収・分布・代謝・排出)情報を中心にしたデータベース。3ヵ月おきにアップデートされているが、今回の更新は新しいデータの追加がメインとなっている。

 現在のデータ件数は、ヒトの主要な薬物代謝酵素であるチトクロームP450関連で6万4,441件、その他の代謝酵素で1万2,170件、トランスポーター関連で2万4,990件。トータルで約10万件に拡大している。

 利用は年間契約制で、全データベースパックの場合は企業/国立研究機関向けで年間157万5,000円、教育機関向けは52万5,000円。臨床薬物相互作用データベースを加えると、企業/国立研究機関向けで年間198万円となる。

******

<関連リンク>:

富士通九州システムズ(ライフサイエンス事業のトップページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/

富士通九州システムズ(ADMEデータベース製品紹介ページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/asp/adme-database/index.html


ニュースファイルのトップに戻る