参天製薬が安全性情報の一元管理で「Oracle Argus Cloud Service」を導入

迅速な意思決定を支援、コンサルティング利用により1年未満で稼働

 2014.07.10−日本オラクルは8日、参天製薬が医薬品・医療機器の安全性情報の一元管理をクラウドベースで実現する「Oracle Argus Cloud Service」を導入し、約10ヵ月の構築期間を経て、システムの稼働を開始させたと発表した。安全性データを可視化する機能を向上させるとともに、各国・地域の規制に対してグローバルで対応することが可能になる。クラウドサービスをプラットホームとすることで、迅速な展開、高い可用性、メンテナンスの適時性、ITスペシャリストによる運用管理、ITコストの予測性の向上などの効果が期待できるという。

 参天製薬は、患者の安全確保のために、幅広い製品群の安全性情報に基づいた迅速な意思決定を重視。今回、「Oracle Argus Cloud Service」による安全性情報プラットホームを完成させた。安全性データの管理と、医薬品・医療機器の安全対策プロセスを効率化し、安全性に関する潜在的な問題が発生した際により迅速に情報を整理し、複雑化する規制要件への適合を円滑に行っていく。また、グローバル市場における新たな地域への事業展開時に、スムーズに安全管理体制を構築することを目指しているという。

 今回の導入に当たっては、オラクルのコンサルティングサービスを利用し、システム構築とデータの移行を10ヵ月間で完了させた。

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<関連リンク>:

米オラクル(ヘルスサイエンス事業のトップページ)
https://www.oracle.com/industries/health-sciences/index.html

米オラクル(Oracle Argus Safety Cloud Service 製品情報ページ)
http://www.oracle.com/us/products/applications/health-sciences/safety/argus-safety/index.html

参天製薬(トップページ)
http://www.santen.co.jp/ja/


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