日立ソリューションズが市販後調査支援機能を提供
営業支援パッケージに新機能追加、MRの業務効率向上
2015.03.25−日立ソリューションズは24日、製薬業向け実消化パッケージ「REGASAS」に市販後調査を支援するオプション機能を追加、25日から提供開始すると発表した。MR(医薬情報担当者)による調査報告書作成の業務負担を軽減させ、入力内容の均一化や適切な進捗管理を実現することができる。
「REGASAS」は、医薬品の卸販売データを取り込み、それぞれに異なる納入先や商品などの各種コードを自社コードへ変換することで、販売実績を集計・分析する営業支援パッケージ。医薬特有の商習慣に合わせ、業界標準のデータ交換システムであるJD-NETをはじめ、日本アルトマークが提供する医療機関や医療従事者のマスタに対応していることが特徴となっている。
とくに、市販後調査は規制当局によって定められた業務で、通常はMRが担当の医療機関や調剤薬局を訪問して副作用などの安全性に関する情報を報告書にまとめ、安全管理部門がその内容を整理して厚生労働省に提出している。この業務を支援するのが今回の追加機能で、MR用の調査項目入力フォームや、安全管理部門が利用する進捗管理機能を提供。これにより、現場での入力漏れやミスがなくなるとともに、管理側も施設への訪問頻度やヒアリング内容をタイムリーに把握できるため、適切に規制対応を図ることが可能になる。
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