富士通九州システムズが「ADMEデータベース」バージョン38を提供
約235の文献からデータ追加、P450中心に11万2,000件を収載
2015.04.22−富士通九州システムズ(FJQS)は、「ADMEデータベース」の最新バージョン38を4月から提供開始した。主に非臨床の薬物代謝データを収録したデータベースだが、安全性の高い医薬品開発において重要な情報となるヒト臨床薬物相互作用データも増やしてきている。年に4回更新されており、今回は約235件の文献から約1,700件の非臨床薬物代謝データと、約145件の臨床薬物相互作用データが追加されている。
「ADMEデータベース」は、薬物動態研究で著名なクロアチアのレンディック博士が文献から収集したヒトの薬物動態関連タンパク質・薬物の情報をまとめたもの。ウェブブラウザーからインターネット経由で利用でき、キーワードや構造式で効率良く関連情報を収集することが可能である。
ヒトの主要な薬物代謝酵素であるチトクロームP450を中心に、約11万2,000件の試験管内実験のデータを収載している。内訳は、P450が約6万8,600件、その他の酵素が約1万3,400件、トランスポーターが約2万9,700件となっている。
利用料金は、企業/国立研究機関向けが全データベースパックで年間162万円、これに臨床薬物相互作用データベースをプラスして同194万4,000円。教育機関向けは、全データベースパックの研究室ライセンス(同時1ユーザー)が年間27万円、サイトランセンス(同時50ユーザー)が同81万円となっている。
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<関連リンク>:
富士通九州システムズ(トップページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/
富士通九州システムズ(ADMEデータベース 製品情報ページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/asp/adme-database/index.html