富士通九州システムズが「ADMEデータベース」を更新

バージョン40をリリース、データ件数11万5,000件に増加

 2015.10.03−富士通九州システムズ(FJQS)は、10月1日から「ADMEデータベース」バージョン40の提供を開始した。ヒトの薬物動態関連タンパク質と薬物の情報を文献などから集めたデータベースで、インターネット経由で検索・利用できる。データ内容は年に4回更新されており、今回は約290の文献から約2,000件の非臨床薬物代謝データと、約300件の臨床薬物相互作用データを追加した。

 「ADMEデータベース」は、薬物動態分野の著名な研究者であるクロアチアのレンディック博士が収集しているデータを提供している。主に新薬の開発や大学教育で活用されるケースが多い。

 今回の更新後のデータ件数は、薬物代謝酵素P450関係で6万9,919件、その他の酵素で1万4,353件、トランスポーター関連で3万1,109件となっている。とくに、新薬開発における有害な薬物相互作用を回避するための検討として、試験管内反応の阻害データとヒト臨床での薬物相互作用データを比較することが可能。ユーザーは、自社化合物と関連した情報(キーワード、薬効分類等)による検索や構造検索により、自社化合物と同じ分類に属する薬物や、類似化合物の試験管内反応とヒト臨床薬物相互作用データの両方の情報を表示・比較することによって、有害な相互作用を正確に予測できるという。

 年間利用料金は、企業・国立研究機関向け(同時10ユーザー)で、全データベースパックが年間162万円、さらに薬物相互作用データベース付きで同194万4,000円。教育機関向けは全データベースパックの研究室ライセンス(同時1ユーザー)が年間27万円、サイトライセンス(同時50ユーザー)が同81万円。

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<関連リンク>:

富士通九州システムズ(ライフサイエンスソリューションのページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/

富士通九州システムズ(ADMEデータベース製品情報ページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/asp/adme-database/index.html


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