ジーンデータが中外製薬にバイオマーカー探索ソフト

データ分析パイプラインに統合、臨床研究の大量データ活用

 2020.03.11−バイオ医薬品研究開発のための企業向けソフトウエアを提供するジーンデータ(本社・スイス)は3月10日、次世代バイオマーカーの効率的な識別と検証を行う「Genedata Profiler」を中外製薬に導入したと発表した。臨床研究やトランスレーショナルリサーチから生まれる大量の高次元オミクスデータを処理・分析するためのデータパイプラインに組み込まれて利用される。革新的なバイオマーカーの発見を加速できるという。

 「Genedata Profiler」は、患者臨床データの統合・管理・有効活用を可能にするプラットフォームソリューション。患者層別化による効果的な臨床試験デザイン、トランスレーショナルリサーチによる疾患メカニズム解析、創薬ターゲット探索など、複雑な分子データタイプの処理・分析・統合を自動化する機能を持っている。また、多面的な臨床データの統合解析に最適な高機能データベース機能に加え、ゲノム等のオミクスデータ、病理画像の処理・解析モジュールも組み込まれている。プログラミングスキルなしに高度な探索的分析が行えることも利点。

 さらに、データの量と複雑さが今後大幅に増加することに対応できる拡張性、きめ細かなアクセス制御により、患者由来のデータを含めてデータのライフサイクル全体を通じてのセキュリティが確保されていることなども採用に当たってのポイントになったという。

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<関連リンク>:

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