セールスフォースが新型コロナからの業務再始動を支援

従業員の安全・3密を避けるシフト管理、パートナーソリューションも

 2020.07.17−セールスフォース・ドットコムは15日、新型コロナウイルスに対応したニューノーマル時代の業務再始動を支援するソリューション「Work.com」を日本国内で提供開始したと発表した。従業員の健康管理、3密を避けた人員配置、従業員の安全に関する知識取得などの研修実施などを、クラウド上で効率良く実施することができる。自然災害への対応にも役立つ。順次機能を増やしていくほか、パートナーによる関連サービスも組み合わせていく。初めてのユーザーがこのサービスだけを利用することも可能だという。

 「Work.com」は、「Workplace Command Center」にすべての情報を集め、分析し、行動を起こすことができるように設計されている。業務を再開させる前に、従業員のスマートフォンにアンケートを送って健康状態を確認、出社可能日や勤務できる時間帯の希望を送ってもらう。次に、オフィス内の各部署で3密を避けて勤務できる席数を設定、ビルのエレベーター数などから出社時間が重ならないように始業時間をずらすなどの施設計画をまとめ、すべての情報をすり合わせながら安全に出社・勤務できるシフトを作成していく。こうした作業を、Workplace Command Centerのダッシュボード画面で一覧しながら手動でも自動でも行うことができる。

 現在、Workplace Command Center(1ユーザー当たり月額600円)、従業員健康状態チェック(300回答までWorkplace Command Centerに含まれる。それ以上は、1,000回答ごとに3万6,000円)、シフト管理(1ユーザー当たり月額600円)のサービス提供が開始されており、近日には従業員向け学習ツール(1ユーザー当たり月額3,000円)も提供開始される予定。利用できるサービスは順次増えていくという。

 このほか、国内のパートナーソリューションとして、UPWARDによる位置情報を活用した従業員の訪問管理、チームスピリットによる従業員の稼働状況のモニタリング、Phone Appliによる拠点出勤者や来訪者の履歴管理−サービスの利用が可能。

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<関連リンク>:

セールスフォース・ドットコム(トップページ)
https://www.salesforce.com/jp/

セールスフォース・ドットコム(Wrok.com 製品紹介ページ)
https://www.salesforce.com/jp/work/


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