QunaSysが材料開発に向けた大規模原語モデルを実用化へ

コンソーシアム方式で研究、ユースケース探索やシステム提供も

 2024.03.28−量子コンピューター関連のソフトウエアベンダーであるQunaSysは、材料開発に適した大規模言語モデル(LLM)の実用化を目指し、研究と活用を目的としたコンソーシアム「材料開発LLM勉強会」を旗揚げした。非競争領域における材料メーカー同士の協働を意図したもので、参加費用は1社当たり100万円から。まずはメンバーの参加を募り、6月から本格的に活動していく。

 材料開発に役立つLLMは、大きな可能性がある一方で、企業単独で行うにはデータ管理やセキュリティ面での負担が大きく、進めにくい状況にある。そこで、非競争領域におけるコンソーシアム方式にて、LLMの研究と活用を目指すことにした。同社はすでに量子コンピューターに関して同様の取り組みを行っており、その実績もベースになっているようだ。

 具体的には、今年6月から12月にかけて2つの主要なプログラムを展開する。まずは6月からの3ヵ月間でレクチャープログラムを提供。東京工業大学物質理工学院の畠山歓助教、東京大学生産技術研究所の溝口照康教授らの専門家が講義を行う。10月からはユースケース探索プログラムとして、オープンデータを活用しながら実際にさわることができるLLMの環境で、先行する研究やユースケースの再現に挑戦する。

 これにより、材料開発におけるLLMの活用可能性を体感しながら、新たな活用に向けてのアイデアづくりのきっかけにするとともに、LLMへの外部データの取り込みに関するシステム要件を整理し、メンバー各社が社内データをLLMに統合する際に活用できるかたちでシステムを提供することも予定しているという。

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<関連リンク>:

QunaSys(トップページ)
https://qunasys.com/

QunaSys(材料開発LLM勉強会の紹介ページ)
https://llm.qunasys.com/


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